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借金があることが悪いわけではない。約束を守らないことが悪いのだ!

借金はあっても良いのです

皆さん、借金はありますか?

わたくしは、借金があります。

数年前にマンションを買い、その住宅ローンがありますから。

それ以外には、借金はありません。

会社も今のところは特に資金が必要ないので、無借金でやらしてもらっています。

無借金経営が素晴らしいと思っていた。。。

前職で企業調査会社の調査マンとして働いていたわたくしですが、時には無借金経営の会社に調査に行くこともありました。

素人的な考えでは、「無借金=素晴らしい=良い会社」と思うかもしれませんが、実は無借金経営の会社の格付が、借金がある会社よりも低くなってしまうこともあったりします。

その詳細はここでは述べませんが、【借金があることは必ずしもマイナスではない】ということは覚えておいてください。

借金の返済期日を守らないことについて

このように借金があることが悪いことではないのですが、借金に関して、一つ悪いことがあります。

それは、「返済計画を守らない」ということです。

まあ、当たり前のことですよね?

「何月何日にちゃんと返すからお金を貸して」

そう言って、銀行や知人、親からお金を借りると思います。

その時に当然ながら、「いつまでにこれだけ返してくださいね」という約束をするはずです。

その約束がなければ、お金をあげたと同じですからね。

そして、返済期日が来て、当初の約束通りにお金を返せば何の問題もありません。

そうしてちゃんと返済をしていれば、またお金を借りることもできるでしょう。

個人間のお金の貸し借りは、あげたものを思え

ですが、その返済期日にちゃんとその約束が果たせず、返済ができなかったとしたら。。。

これは少し問題ですね。

でもですね、まあ色々な考え方があるとは思いますが、貸した側(特に個人間)は「必ずしも約束通りにちゃんと返済してくれると思っていない」部分もあります。

わたくしも人にお金を貸したら、「もうそのお金は人にあげたものだ」というぐらいに思ってますから。

もちろん、「返さなくていいよえ」なんてことは言いませんし、返して欲しいとは思っています。

しかし、もう自分の気持ちの中では、「このお金は、人にあげたものだ」と思っておけば、モヤモヤせずに済むのです。

借金を返せない時の対応で、人となりが分かる

今、申し上げたように返済計画を守らないことは大きな問題ではあるわけですが、実はわたくしはそれ以上に【もっと大きな問題がある】と考えています。

それは、「返せないなら返せないでいいから、返済期日の前にちゃんと連絡しようよ」ということです。

「何月何日にお金を返します」と決めてお金を借りたわけですが、いろいろな事情でその約束通りに返せないことがあるのはやむを得ません。

しかし、その返済期日に返せないという目処が自分の中でたった段階で、貸主に対してお詫びの連絡を事前にするのが筋ではないでしょうか?

「申し訳ありませんが、何月何日の返済は、〇月〇日まで少し待っていただけませんでしょうか?」

このように連絡するのが、わたくしは大人=社会のルールだし、それがあなたを信用して貸してくれた貸主に対して、一番やらなければいけないことだと考えています。

貸してくれた人に感謝こそすれど。。。

お金を貸した側は、その借主を信用して貸したわけです。

それを借りた側が、一方的に信用をぶっ壊すなんてのはどうなんでしょう?

しかし、そういう人が世の中にたくさんいることも知っています。

ですが、わたくしは返せないなら返せないで、ちゃんと事前に連絡をすべきだと思うのです。

欲しいものがあるならすぐに買っちゃえ!

先日、弊社のコンサル先のオーナーさんが、このようなことをおっしゃっていました。

「コンサルを受けて売上が上がったあかつきには、○○(某有名ブランド)の腕時計(40万円)を買おうと思っています」

それを聞いたわたくしは、そのオーナーさんにこう言いました。

「 今すぐ買っちゃえばいいじゃん」

そのオーナーさんは、「そんなの無理だよ」みたいな顔をしていたのですが、わたくしは真剣です。

なぜなら、お店によっては、時計を買うのに無金利の40回ローンとかもあるわけですから。

つまり、毎月1万円を3年と4ヶ月の計40回払うことで、自分があれだけ欲しいと思っていた時計を手に入れることができるのです。

とはいえ、この40回ローンの40万円は借金ですよね?

それでは、この借金はダメなものですか?

40万円貯めないと時計は買っちゃいけないルールでもあるんですか?

そんなことは、ありませんよね?

お金を貯めてから買うという発想をするな

ましてや、40万円の現金を貯めるまでに、きっと数ヶ月、数年と時間がかかるでしょう。

その間、自分のモチベーションは上がり続けますか?

それとも、自分があれだけ欲しいと思っていた時計を腕につけることによって、仕事にこれまで以上に一生懸命に励んでいけることになりませんか?

約束通りに借金は返そう

このように、借金があることが全部が全部、悪いことではないのです。

そして、少しの借金をして、自分が欲しかったものを手に入れることは誰も否定しません。

もちろん、身の丈以上の借金をするのはバカげています。

また、ギャンブルのための借金は、議論する余地もありません。

ですが、家族のため、自分のための借金なら全然ありではないでしょうか?

しかしその借金も、先ほどから何度も申し上げたように、約束を守ること、社会のルールを守ることは、借り手が順守すべきです。

あなたという一人の大人を信用して、お金を貸してくれたわけですからね。

余談ですが、銀行の借金はまあ多少遅れたとしても、問題ありません(本当にお金が無いピンチの時は)。

わたくしは、銀行は一番最後に返せばいいと考えていますし、それよりも取引先や知人、身内などへの返済を銀行よりも先にした方がいいのです。

現にわたくしが知っているある社長も、それを実行して、一度は倒産。

でもその後、知人や取引先が再起を応援してくれて、今では見事に事業を復活させることが出来ました。

さらに、その会社は、今では銀行から一目置かれた存在になっています。

借金の返済順位にも優先順位があるよということも、覚えておくといいかもしれませんね。

ぜひご参考に。

ではでは。

 

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