ブログ

ブログ

【必読】美容関係者の皆様へ~「宮野から3つのお願いがあります」

美容室は、今のままの体質でいいんですか?

 

まずは、こちら(↓)をご覧ください。

殴られ、蹴られ、存在を否定され、僕は全てを終わらせた。ざきのプロフィール

↑を読まないと、これから先を読み進めても、何も理解できない可能性がありますので。

 

 

これをお読みになった前提で、わたくし、宮野から美容室関係者の皆様へお願いがあります。

 

 

 

美容室オーナーさん、彼が書いていたこの内容が、今の美容室業界の本質ですか?

違いますよね?

もし、これがレアケースでなくどこでも見られる光景だとしたら、この業界の未来は相当暗いです。

人を騙して、良いことばかりを伝えて、採用する。

そんなブラック採用が許されるわけがありません。

 

 

 

少し、わたくしの過去をお話ししますね。

わたくし、宮野が大学四年のときの就職活動時の話ですが、幸いにもわたくしは内定をなんと12社もらいました。

同期の中でも、内定数だけは多かったと思います。

成績は、優秀ではなかったけどね(笑)。

ただ、わたくしは大きなミスを犯してしまいました。

というのは、世間知らずな当時の宮野君は、商品先物取引という悪どい業界に入ってしまったのです。

今はもうその勤めていた会社は倒産してしまいましたが、ここには書けないような卑怯な汚い営業をしていました。

営業成績を出すために、ウソ、偽りの営業トークを重ねていたわけです。



入社前、採用担当者(名前は忘れもしない、Wさん)がこう言いました。

『うちの業界なら、経営者と直接話ができるし、人脈も作れるよ』と。

しかし、入社して3週間で、それは間違いだ=ウソと気づきました。

 

「こんな人を騙すような営業のやり方で、人脈なんか作れるものか!」

 

 

そう思った若かりし宮野君は、同期の中で最速のスピードでその会社を去りました。

会社の寮の同じ部屋に住んでいた先輩に、『辞めます』という書き置き1通を残して…

 

 

 

 

採用担当者に、今は恨みはありません。

この商品先物取引業界のことをよく調べなかった、わたくしが未熟だったわけですから。

ただ、幸い、わたくしにはその商品先物取引の仕事を続けなきゃいけない理由がなかった。

冒頭の彼と違い、奨学金も借りていなかったし(もしかしたら、親は借りていたかも…)、借金も無かったから。

でも、彼は美容学校に行き、300万円という大きな金額の返済に追われています。

となると、当面は美容師という職業を続けるしかない。

親や親戚、友達の目も気になりますしね、短期間で美容師の仕事を辞めれば。

わたくしでさえ、先物取引の会社をわずか2か月で辞めたら、『ほら見たことか』と言われましたから、何人かから。。。

 

 

ですから、美容室オーナーさんには、今すぐブラック採用は辞めて欲しいんです。

未来を夢見て、人を幸せに出来る仕事として、この美容師という職業を選んだ若者たちをあなたが経験してきたような同じ辛い道を彼らに歩ませないでください。

もちろん、時には厳しい指導も必要だし、スタイリストになるための練習は必要でしょう。

でも、でも、でも。。。

彼の上司や職場は、あまりにも最悪じゃないですかーーーー!!!

 

 

 

とはいえ、この彼が書いているような最悪な美容室ばかりではないことも、わたくしは十分、理解しています。

というのも、彼が勤務していたようなブラック美容室に、わたくしは出会ったことがないからです。

現に今、全国で6社の美容室をコンサルで携わらせてもらっていますが、どこも素晴らしい美容室ばかりです。

一例を出すと。。。

兵庫の美容室は、スタッフ全員で毎年ハワイに行っていますし、スタッフの腕には高級時計・ロレックスが巻かれています。

名古屋の美容室は、この春、沖縄に社員旅行に行き、宴会の時にオーナーさんのポケットマネーで金一封を渡し、日頃のお礼をスタッフさんに伝えられました。

ほかにも、熊本の美容室は、幹部会議の中で休みを増やす(将来的には週休二日制)方向が検討されていますし、休日出勤してくれたスタイリストにはこれまたBIGなボーナスが用意されています。

このように、美容室も全部が全部、悪い業界ではないんです。

むしろ、働いているスタッフのことを想い、この業界をもっと良くしようと思っているオーナーさんの方が圧倒的に多いんです。

しかし、彼が務めていたような一部の美容室があるために、彼のような不幸(無事に辞められただけ良かったかもしれない)な人が現れてきちゃうんです。

このブログをご覧になった美容室オーナーさん、どげんかせんといかんのではないでしょうか?

 

美容室へ通うお客さんの皆様へ

 

次に、全国にコンビニ以上の数が存在する美容室に通う、わたくしたちのような一般のお客さんに対して一つ、言わせてください。

以前、山口・宇部の実家に帰ったとき、目を疑うような看板を観ました。

そこには、なんと「カット700円(600円だったかも・・・)」という美容室があったのです。

1,000円でも安いのに、700円って・・・。

 

 

 

今ではJRの駅をはじめ、各地で1,000円カットのお店を目にするようになりました。

わたくしも正直に言えば、今でも「ちょっとだけ切りたい」という際に、この1,000円カットに行くことはたまにあります。

でも、その後、友人と会ったら「顔に髪の毛がめっちゃついてるよ」と笑われたことがありましたが(笑)。

1,000円カットは、カットをするのみ。

ドライヤーで残った髪の毛を取り除くことはしますが、もちろんそれで全部の髪の毛が取れるわけがありません。

シャンプーをしないからこそ、安くて速いわけですからね。

 

 

以前、ある美容師さんと、こんなやり取りをしました。

 

 

「1,000円カットで働く美容師さんって、どんなことを思っているんでしょうね?一人一人のお客さんに、思い入れとかってあるんでしょうか?」

 

 

「もちろん、常連さんになってくればあると思いますよ。でも、わたしが以前聞いたのは、『お客さんと話すのが苦手』とか『シャンプーが面倒』とか『手が荒れる』とか、そういう理由で1,000円カットのお店に転職される美容師が多いと聞きました」

 

 

「なるほどー!それなら、働く側としても、「安いのに、なんでこんなに次からぐ次へとカットをせなあかんのだ。。。」なんて感じでもないんですね。ちゃんとそこで働く理由が一理あるわけだ」

 

 

「そうみたいですよ。美容師の仕事を続けたいと思うけど、身体の都合とかでそういうお店に行かれたりしている方もいるみたいですね」

 

 

 

わたくしは、勘違いしていました。

1,000円カットで働く美容師さんは、安く労働させられて大変だなと。。。

でも、↑の美容師さんの話を聞くと、あながちそうでもない。

そうであれば、本人が納得している以上、いいのかなと考えています。

とはいえ、やはり700円カットは、やり過ぎではないでしょうか?

5分でカット出来ればその金額でもいいでしょうが、それは難しい。

となると、一体その700円カットで働く美容師さんの給料はいくらになるのか?

想像しただけでも、ゾッとします。

だって、一日10人のカットをしても、お店の売上が7,000円しかないわけですからね。

そこから、給料=人件費を払うとすると。。。

都会の好立地ならもっとお客さんの数が来るでしょうが、山口・宇部というのは、人口約16万人の小さな町です。

そんなところで、一日30人も50人もお客さんが来ることはないでしょう。

ましてや、一日50人もカットしていたら、手が腱鞘炎になるのも目に見えています。

わたくしの従弟も美容師でしたが、腱鞘炎になり、美容師の仕事をやむなく辞しましたからね。。。

 

 

 

話がやや逸れましたが、わたくしたちお客さん側は「安いのだから文句は言うな」ということを心得ておく必要があると思います。

少々、顔にカットの残り毛がついていてもしょうがない。

デザインが気に入らなくても、文句を言わない。

10分、15分と待たされても、しょうがない。

だって、安いんだから。

こう思っておく必要があるのではないでしょうか?

そして、もう一つ。

出来れば、通常の適正価格のお店でカットして欲しいのです。

安すぎず、高すぎず。。。

お金の価値観は人それぞれですから、いくらが適正というのは書きません。

ですが、カット700円は、誰がどう見ても安すぎでしょう。

そうではなく、適正な価格の美容室に行くことで、スタイリストもしっかりとしたサービスをしてくれるはずなんです。

なぜなら、多くの美容師さんは、「人を幸せにする、綺麗にすることに憧れて美容師になったから」。

また、給料が低いと言われる美容師さんの平均給与も、上がっていくことにも繋がっていくでしょうね。



 

すぐに辞めるという選択をしないで欲しい

 

最後に美容室で働く現役の美容師さんにも、一言、言わせてください。

今、美容室オーナーさんからのお悩み相談で、どういったものが弊社に寄せられているか、ご存知ですか?

相談内容のTOP3を書くと、このような状況です。

  1. 求人
  2. 集客
  3. 社会保険

多くの美容室オーナーさんが、集客や社会保険のことで悩んでいますが、一番多いのは実は求人なんです。

入社してもすぐ辞める、求人広告を掲載してもなかなか応募もない。。。

そんなご相談を弊社には毎月のように頂きます。

 

 

 

もしかしたら、現場の美容師さんの中には、こう思っている方もいるかもしれません。

「オーナーばっかり、いい車に乗って、自分だけ楽して儲かっている」と。

違います!

全然、違います!

美容室オーナーさんで、儲かっている人は本当に一握りですし、年収が1,000万円を超えている美容室オーナーなんて滅多にいないのが実情なんです。

 

 

 

わたくしは、前職の経験を含めると、過去6,000人以上の経営者に会い、1,800社以上の会社の決算書(財務内容)を見てきました。

だから、分かるんです。

本当に儲かっている経営者なんてのは、世の中ではごくごく少数だよってことが!

冒頭の彼が勤務していた美容室が稀である(そう信じたい)として、多くの美容室オーナーさんは、「自分だけが儲かればいい」なんてこれっぽっちも思っていません。

儲かったら、ちゃんとスタッフにも還元したい!

そう考えているオーナーさんの方が多いんです。

でも、今はそうするだけの売上も余裕もないから、還元できない。

そんなときに、スタッフが退職すると言い出す。

となると、売上は減るし、求人費用はかかる。

まさに、泣きっ面に蜂という状況なんです。

 

 

 

ですから、「美容師を辞める」「退職して他の店に行く」という決断を下すのも、もう少し慎重に考えてみませんか?

もちろん、憲法でも職業選択の自由は、認められています。

でも、恩や義理というのがありますよね?

ここまで曲がりなりにも、あなたの面倒を見てくれたオーナー(上司)じゃないですか?

あと数か月、辛抱してやってみませんか?

パソコンやiPhoneで「美容師 求人」と検索すれば、今より条件の良い美容室の求人情報がたくさん出てくることでしょう。

もしかしたら、他の店に行けば、給料も上がるかもしれません。

でも、でも、でも。

一度、じっくりオーナーや上司と話をしてみて欲しいのです。

きっと、あなたが思っているほど、彼らも悪い人ではないはずです。

すぐにあなたの希望を叶えてはくれないかもしれないですが、そういう方向に向かっていけるよう努力はしてくれるはずですから。

もちろん、冒頭の彼が勤務していたようなブラック美容室なら、恩もクソも関係なく、即刻で辞表をたたきつけてやっていいと思いますけどね。

 

以上、今回は偶然ツイッターで見つけた元美容師の彼のブログを見て感じたことを書いてみました。

長文にお付き合い、ありがとうございました。

 

 

「読むだけ」で売り上げがクィッと上がる無料【集客】メール講座もぜひご購読くださいね。ご登録は、下記(↓)からどうぞ。
↑ ↑ ↑ 登録はこちらから、今すぐどうぞ♪