それは、『開業前に広告予算を確保しておくこと』『ネット集客を覚えてから開業しましょう』ということです。
ハッキリ言って、こういうパターンは開業後の集客にかなり苦労しました。事前にオーナーには『広告予算は確保しといてくださいね』と伝えたにも関わらず、やはり内装のほうが大事と考え、広告予算を内装に当ててしまうわけです。
分かりますよね?これではダメということが。
コンビニならまだしも、名前も知らない美容室やエステサロンが出来ても、『オープンした』ということさえ知らないわけですから、お客様が来てくれるわけがありません。
先日あるコンサル先の美容室オーナーが言われてました。
これが現実なんです。うちのお店は道路に面してるから、みんな知ってるだろうと思うのはお店側の都合。現実は、みんなが思うほど、お店の存在自体を知られていません。
ということはまずは、お店があることを知ってもらわないと、お客様は来ません。いくら立派な内装にしても、お客様が来なければ見てもらえません。
そのためには、広告をしないといけないわけです。開業前から、⚫︎月⚫︎日にサロンオープンというチラシをまいたりする必要があるわけです。また、前からの知り合いや既存客にDMを送る必要があります。
そうしないと、スタートダッシュでこけます。スタートに失敗すると、モチベーションに影響するだけでなく、資金繰りにも影響してきます。
ですから、最初に広告予算は確保しておいてください。そしてその広告予算を効果的なツールに集中して投下していってください。そうすれば、お客様は来てくれるようになります。
さらにネット集客の準備も進めていかなければいけません。Webサイト(ホームページ)を作るのは当たり前として、ブログやフェイスブック、LINEといったツールを使いこなせるようにしなければなりません。
例えば、ホームページがオープン一週間前に完成したとします。果たしてそのホームページを見て、お客様が来てくれるにはどれくらいかかるでしょうか?
おそらく早くて一ヶ月、通常は三ヶ月くらいはかかるでしょう。なぜなら、中小企業のホームページは検索になかなかかかってこないため、そのホームページ自体にたどり着く人が圧倒的に少ないのです。
ですから、ホームページが出来たからお客様が来るなんてのは、オーナー側の勝手な思い込みです。ホームページは必ず必要な集客ツールではありますが、直ぐにその役割を充分に発揮してくれるものではないのです。
開業後に苦労しないで済むように、この二点はぜひ覚えておいてくださいね。