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最近、BNIが流行っていますが・・・

最近、フェイスブックで繋がったお友達の方々から、「BNIって知ってる?」といった話をされます。

 

※「BNI」とは、世界最大級の異業種交流組織で1985年にアメリカで始まったもの。起業家を中心とするメンバーの間で信頼関係を構築し、その上でリファーラル(Referral)と呼ばれる紹介を通じて、お互いのビジネスの拡大や売上アップに焦点を当てた環境と仕組みを提供するもの。BNIの各チャプターは、各業種から1名のみ加入する事ができ、紹介を通じてお互いのビジネスを発展させることを唯一の目的としている。

 

実際、わたしも福岡で数名の方にお誘いを受けましたし、名古屋に行った時も「BNIって入ってます?」みたいな話がありました。

また、「BNIに誘われているんだけど、どうなん?」みたいな相談も時々受けます(入ってない私に聞くのもどうかと思いますけど(笑))

でもこれだけ注目を集めている組織なので、わたしなりにBNIについての見解をまとめてみます。

最初に断っておきますが、わたしは現時点(2014年10月時点)ではBNIには入りません

ただし、BNIという組織の理念は素晴らしいと思いますし、メンバーの方の活動(無償でお互いを紹介し、売り上げを上げるという活動)には頭が下がる思いです。

 

 

 

BNIに入らない理由

 


 

 

BNIに私が入らない理由

 

いろいろ理由があるので、下記にまとめてみます。

 

  1. 入会金、参加費の問題
    まず、入会金、参加費(入会金、参加費、毎週朝の定例会の食事代で年22~23万円程度かかると書いてあるブログがありました)についてです。わたしもライオンズクラブという組織に入っています。ライオンズの場合は、年間15万円程度の費用が発生します。この費用が発生するというのは、BNIもJCもライオンズクラブも商工会も同じ(金額の大小、組織としての違いや目的は異なります)。そこはいいのです。でもHPなどを見ると、参加費や入会金の金額を告知していないところが多いんです。なぜなんでしょう?怪しい組織じゃないんだから、ちゃんと告知したらいいと思うのです。「うちのBNIでは、入会金●万円、年間参加費●●万円、定例の朝食代年間●●万円といった費用が必要です」こう書いてあれば、お金の問題で辞退する方もいるでしょうし、この払った費用以上を回収できると踏めば、参加する方もいるでしょう。

    でも、定例会に参加して初めて参加費などの金額を知るというのは、ちょっと怪しいネットワークビジネスのような感じもしてしまいます。(ヤフー知恵袋などで、「BNIってねずみ講ですか?」なんて質問がありますが、こういうのも理由としてあるのでしょう)

    もちろんBNIはそうじゃない。それなら、書いてもいいんじゃない?ってのが私の率直な感想です。

    またここはよく分かりませんが、この参加費の一部の使い道が不明(どのHPなどにもあまり書いてない)なんです。

    わたしが入っているライオンズクラブは、事細かに使い道が決まります。決算の時には書類も出てきます。また、わずかな金額をボランティア団体に寄付するのでも、メンバーの意見を交わして決めていきます。

    では、BNIの参加費は何に使われるのでしょう?会場費用などに充てられる部分もあるのでしょうが、釈然としない部分があります(検索すると、そのチャプター(会)のリーダーみたいな人が半分をもらうみたいなことが書いてありましが、その真偽は不明)。

    いずれにしても、ライオンズクラブにも入っていますし、これ以上、年間20万円以上の費用を払って別の組織に入ることも無いかなあと思っています。ライオンズクラブを辞めたら、入るのもありかもですね(笑)。

  2. 朝の定例会を2回欠席したら除名
    BNIでは、毎週定例会と呼ばれる朝の会議が定期的に行われているそうです。そこでは、メンバー間の信頼関係を構築したり、共に学んだりしているそうで、人脈形成に役立っているという話を聞きます。ですがその定例会を2回欠席したら除名となるとのこと。たった2回で・・・と思うのですが、まあ決まりなのでしょうがない。ありがたいことに最近は福岡だけでなく、東京、名古屋、大阪、兵庫、横浜、宮崎、佐賀と各地にコンサル先を抱えるようになりました。1か月の半分は福岡におらず、出張をしています。となると、私の場合、2回の欠席は確定になります(代理を出せばいいらしいですが、そう簡単に代理は見つからない)。また、定例会は朝7時からです。わたしの住んでいる西鉄小郡駅の始発が5時49分で、天神に到着が6時27分。そうすると、7時の定例会に間に合うか、微妙なところです。「毎回、宮野は遅刻するなあ」と思われるのも嫌なので、この時間の問題も一因です。
  3. 人脈の問題
    前職の企業調査会社で10数年勤めたことで、ありがたいことにいろんな人脈が出来ました。年商数百億円の社長や全国に支店に置くバリバリの経営者をはじめ、有能な弁護士、司法書士、公認会計士などとも知り合うことができました。そういった方々とは今でも、電話一本でお会いすることができます。となると、これからBNIに入って新たな人脈を作っていく必要があるかどうか・・・。もちろん、素晴らしい方がBNIのメンバーにおられると思います。そういった方々と繋がれることはありがたいこと。でも、現時点ではわたしにはこれ以上の人、多方面への人脈拡大は必要ない感じがします。さらに、BNIではメンバーの売上が上がるように、いろいろメンバーを相互に紹介をしていこうという理念があります。となると、一つの問題が出てきます。例えば、弊社の決算・経理処理は、福岡のある公認会計士兼税理士にお願いしています。この方は非常に優秀。仕事も早い。だから、「だれか良い税理士知らない?」って聞かれたら、この方を紹介しています。でも、BNIに入ると、他の税理士の方と知り合うことになる。そうなると、その方を紹介しないといけない状況にもなってくるでしょう。

    その方(BNIメンバー)が優秀ならそれでもいいですが、そうじゃなかったら・・・。

    また、お花屋さんにしても、いつも信頼できるお花屋さんにお願いしています。対応も早いし、丁寧だし、料金も安い。だから、このお花屋さんにいろいろとお願いしているわけですが、BNIメンバーにもしお花屋さんがいたらそっちに頼まないといけない。。。そんな状況も考えられると思います。

    こういったことも、わたしにとってはBNI参加の妨げとなっています。

 

何度も言いますが、BNIという組織、活動は素晴らしいと思います。ただ、わたしにはもろもろを考慮すると、合わないというだけの話です。

 

 

 

 

誘い方には気を付けよう

 

実は先日、こんなことを言われた方がいました。

「Aさんから、BNIのお誘いが来ているんだけど、ちょっとしつこいんよね・・・。Aさん、めっちゃ良い人なのに、なんかもったいない。他の人からも、AさんからBNIに誘われたよって話を聞いた。合う合わないもあるんだから、みんながみんなに声かけなくてもいいと思うんだよね。
そうしないと、Aさんのお店にも行きにくくなる。せっかく良いお店、良い人なのに、なんか損している部分もあるような気がする、BNIの参加のお誘いで」

これって、実は私もそう思いました。

誘い方って難しいと思いますが、↑のように思う方もいるわけで・・・。

しつこく誘うのは、BNIでも他の会でもなんでもよろしくないですね。

ということで、「BNIに私が入らない理由」をお伝えしました。