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それって、行き過ぎたなんじゃないの?イジメに見えるよ・・・

今朝、「なんか納豆食べたい」と思い、朝の納豆定食といえば、私の中の定番のお店の某牛丼チェーン店Yの神田駅前の店に足を運んだ。

 
このお店を利用するのは確か三度目。朝の時間帯は、日本人のスタッフと外国人(おそらく中国人)の二人で店の運営を行っている。
 
配膳、会計の役目は中国スタッフ。
別に愛想があるわけではないが、キビキビと働いていて、日本語もそれなりに喋れる。
 
宮野「納豆定食お願いします」
 
中国人スタッフ「納豆定食一丁」
 
味はいつも変わらず。少なくとも、他の大手牛丼チェーンの中ではこのY店が一番美味いと思う。
 
事件は食べてから、2,3分後に起こった。
 
わたしよりも先にオーダーして食べていたあるお客さんA。会計をする段になったが、どうやら注文した金額よりも多く払っていたらしい(オーダー間違いかもしれません)。
 
それに気づいたAさんは、中国人スタッフを呼んで、金額の間違いを説明。
 
中国人スタッフもすぐに非を認め、会計をやり直した。
 
それで終わりなら、良かったのだが…。
 
その後、Y店の日本人スタッフ(店長かどうかは不明)は、厨房に中国人スタッフを呼んだ。
 
日本人スタッフ「何があった?」
 
中国人スタッフ「………」(よく私には聞きとれなかった)
 
日本人スタッフ「ちゃんと分かるように説明してくれ。お前がやったことは、二重会計なんじゃないか?伝票はどこにあるんだ?」
 
そんなやり取りがあったのだ。
 
わたしが気になったのは、その日本人スタッフの口調。
 
もう言葉の隅々で、「だからお前はダメなんだよ。だから、中国人は困るんだよな」と言いたげな感じ(そういう風には言っていないが、私にはそう言いたさそうに聞こえた)。
 
推測で話をするのも、悪いのはわかっている。だが、この日本人スタッフは、きっとそう感じていた気がする。
 
その後、日本人スタッフは、お客さんAのところに詫びに行った。
日本人スタッフ「すいません。お勘定を間違えていたようです。お返しします。」
 
そう言って、60円を返そうとした。
 
しかし、そのやり取りを聞いていたお客さんAは、自分のせいでその中国人スタッフが怒られたんだと感じたのか、「いいですよ」と言ってお金を受け取らない。
 
日本人スタッフ「いえ、こちらのミスですので、受け取ってください」。その口調はとっても丁寧だった。
 
結局、Aさんはお金を受け取らずに帰って行った。
 
そしてもう一つ。実はこのやり取りがあっていた中で、もう一人新規のお客さんが入ってきた。しかし、この説教みたいなやり取りを聞いたのとなかなか注文を取りに来ないので、結局食べずに帰ってしまった。
 
こんな事件が今朝あったのだ。
同じ仲間じゃないの?
 
この投稿で私が言いたいことは二つ。
 
一つ目「バイトが辞めたら、困るのはあなた(日本人スタッフ)なんじゃないの?」
そのY店の時給は1000円。東京では平均なのだろう。募集をすれば、すぐに集まるのかもしれない。しかし、誰がこんな朝早くから働いてくれますか?今の若い日本人が、そうそう早朝から働いてくれますか?働いてくれる日本人が見つからなかったからこそ、中国人の方にバイトで来てもらっているんじゃないの?
それならば、もっと違う言い方があると思うのだ。中国人が好きとか嫌いとかの話じゃない。一緒に働いている仲間として、もっと指導の仕方があると思うのだ。
その中国人スタッフは日本語も決して下手くそではないし、喋れる方だ。これまで3回その店に通ったが、大きなミスがあったわけではない。決していわゆる使えないバイトではないはず。だったら、もう少し言い方を変えてみたら、どうなのか?一緒に働く仲間なんじゃないのか、その中国人スタッフも・・・。わたしには、少なくとも今日のやり取りが教育には見えなかったし、どちらかと言えばイジメに見えたのだ。
二つ目「朝から嫌な思いをした人の気持ちが分かりますか?」
朝から「牛丼を食べよう」「納豆定食を食べて今日も頑張ろう」とお店に入っていった数多くお客さん。わたしもその中の一人。しかし、その気分もこのイジメのようなやり取りで、萎えてしまった・・・。少なくともお客さんA、私、注文をせずに帰ったお客さんの3人は、朝からガッカリした気分になった。そして、そのお店のスタッフ二人も朝からお互いに嫌な思いをしたことだろう。
これって誰にメリットがあるのだろうか?注文せずに帰った人は、「なんだよここ・・」って思っただろうし、わたしも次にまた行こうかなって気持ちにはあまりならない。
さらに、お店としては注文せずにお客さんを返したことで、売上も増えずに失客してしまったのだ。これもお店にとっても、損害。単価は知れているが、避けられるべきはずの失客である。
飲食業界は、今、人集め(求人)が非常に難しい。わたしも求人広告の代理店を経営しているので分かるが、求人広告を出してもなかなか募集さえないという状況なのだ。だからこそ、せっかく応募してきてくれたスタッフ(無能ならしょうがない)を同じ仲間として、教育していく必要があるのではないだろうか?
今回の件で、そのバイトの中国人が「だから、日本が嫌いなんだよ」ってならないといいなと思う。その行き過ぎた態度に、その日本人スタッフに変わって謝罪したい。(わたしは中国が好きでも嫌いでもないし、これが中国人でなくて、アメリカ人のバイトでも同じ気持ちになったと思います。)